
をびや許しは,本教の道あけと言われ,この不思議な御守護によって天理教が爆発的に広まったと言われています。もともと,「をびや」というのは,「産屋(うぶや)」が転じたもので,お産をする場所のことです。をびや許しを頂いて親神様に頼り切れば,安産ができるというものです。
をびや許しを最初に頂いたのは教祖の三女おはる様でした。安政元(1854)年にをびや許しを頂き,産屋の壁が崩れる程の大地震が来たにもかかわらず,楽に出産できたのでした。
しかし,をびや許しを頂いても,産後30日程熱で寝込んだという例もあります。それは清水ゆきという女性の話です。をびや許しを頂いて親神様にもたれて安心すれば安心して生ませて頂けると聞いてはいたのに,昔からの習慣にも頼ってしまい,親神様を信じ切ることができなかったのです。その後は反省をして,次の出産ではをびや許しを頂いてしっかりと安産できたそうです。
ちなみに,当時の出産というのは,母親にとっても,生まれてくる子どもにとっても,生死をかけた大イベントでありましたので,安産の神様というのは非常に重要だったのです。
文久2(1962)年頃には,大和のをびやの神様として有名になり,近隣に天理教の名が広まっていったのでした。
現在でも,をびや許しは天理教教会本部で頂くことができます。妊娠6ヶ月以降であり,出産予定の本人が手続きをすれば頂けます。本人でなくても,その夫,夫の両親,出産予定の本人の両親が代わりに頂きに行くこともできます。をびや許しを頂くと,「をびやの御供(ごく)」という三袋の洗米を頂けます。これを産前,産後に服用するとバッチリです。
本当に不思議な程の安産の御守護がありますので,ぜひ出産予定の方はをびや許しを頂いて下さい。