
立教
天理教は教祖である中山みき様の体内に親神様が入り込んだことに始まりました。
「我は元の神,実の神である。この屋敷にいんねんあり。このたび,世界一れつをたすけるために天降った。みきを神の社(やしろ)に貰い受けたい。」
とのお言葉が,親神様からお聞かせ頂いた一番初めの思召(おぼしめし)です。
そして天保9年10月26日午前8時,中山家の人々が親神様を受け入れ,仰せのままに従う旨を示したことが,天理教の立教です。
教えの要点
天理教の教えを一言で言い表すとするならば,「陽気ぐらし」をすることだと思います。なぜなら,親神様が人間をお創り下さったのは,我々人間の陽気ぐらしを見て共に楽しみたいという理由であるためです。親神様は修行や苦行ではなく,陽気に暮らすことを人間に望まれているのです。ですから,陽気ぐらしは我々人間の目標です。
ただ,誤解してはならないのは,我が身勝手の振る舞いを陽気ぐらしとは言わず,人のために尽くし,人救けをすることが陽気ぐらしにつながるのです。これを「救ける理が救かる」とお教え下さっています。
また,二代目真柱である中山正善様は天理教信者と信者ではない人との違いを「かしもの・かりものの理が分かっているか分かっていないか」の違いであると言われたそうです。我々の身体は親神様から貸して頂いているものです。身体だけではなくこの世のすべてのものは親神様から貸して頂いているともいえます。心だけが自分のものであるのです。これを「心一つが我がの理」とお教え下さっています。
天理教の中心地
天理教の本部は,奈良県天理市にあります。本部周辺一帯を「ぢば」と呼びます。ぢばの中心が天理教本部で,さらにその中心には「かんろだい」が据えられており,このかんろだいのある場所が人間の元始まりの地であるとお聞かせ頂いております。天理教本部は夜間は正面だけですが,24時間解放されていますので,このかんろだいは本部に行けば,いつでもどなたでも見ることができます。
天理教の教会
天理教の教会は,日本各地にあります。外国にもあります。教会は「大教会」と「分教会」があり,分教会を50カ所以上所属させた教会が大教会となることができます。大教会は天理教本部直属となります。
お祭り
天理教本部のお祭りは秋期大祭(10/26),春期大祭(1/26),教祖誕生祭(4/18)が三大祭と言われています。ほかにも,元旦祭(1/1)や,月次祭(つきなみさい)(毎月26日)があります。これらのお祭りの日には本部で「かぐらづとめ」がつとめられます。
元旦祭や月次祭は本部のほかにも各大教会,分教会などでもつとめられます。元旦祭は1月1日ですが,月次祭は各教会で日にちがまちまちです。ほかの教会の月次祭にも参加できるように日にちをずらしています。教会でのお祭りは,本部のものとは違い,神楽面をつけずに行われます。本部で行われるおつとめの理を頂いてつとめられるのです。
おつとめ
おつとめとは,「たすけづとめ」「ようきづとめ」「かぐらづとめ」「かんろだいづとめ」と呼ばれています。この4つの呼び名がありますが,いずれも同じもので,天理教本部でお祭りの時などに神楽面を着けてかんろだいを囲むようにつとめられるものです。ほかにも,「おびやづとめ」など,不定期につとめられるおつとめもあります。
おつとめは,拍子木,ちゃんぽん,すりがね,太鼓,笛,小堤,琴,胡弓,三味線の九種の鳴り物(楽器)で演奏されます。このそれぞれの鳴り物が人間の身体を表現していると言われています。その外,地方がみかぐらうたを歌います。
朝づとめ,夕づとめはこのおつとめの理を頂いて行われるもので,天理教本部のほか,各大教会,分教会,布教所,神様をお祭りしているご家庭でもつとめられます。朝づとめ,夕づとめは季節によって時間が変わり,だいたい日の出・日没に合わせてつとめられます。このおつとめでの鳴り物は拍子木,ちゃんぽん,すりがね,太鼓のみです。