親神様について

 親神様は「元の神・実の神」であり,名前を「天理王命(てんりおうのみこと)」とお聞かせ下さいました。この世界に天降った理由は,「世界一れつをたすけるため」です。

 天理教の教えは「だめの教え」と言われますが,「駄目な教え」と誤解しないで下さい。「だめの教え」の「だめ」は「だめ押し」の「だめ」で,つまり最後の念押しの教えということです。ですから,大体のことはすでにこの世界に教えていたのですが,最後の教えを説いて下さったのです。
 すなわち天理教では,他の宗教を否定する教えではありません。親神様は天理教の立教以前から何らかの形で大体のことをお教えになっていたためです。

 なぜ「親神様」というのかと言いますと,我々人間をお創り下さった「親」であることと共に,実の親のように親しむことのできる神様であるからです。

 初めに教祖は「神」とお教え下さいましたが,当時の神というのは,祟り等をおそれたり,畏怖畏敬のイメージが強かったものだと聞かせられました。そこで,教祖は分かりやすいように「神」ではなく「月日」とお教え下さいました。月のように太陽のように,いつも我々のそばにいながら恩恵を下さっているのが「神」であるという意味です。
 さらに教祖は「月日」を「をや」とお教え下さるようになりました。時には叱ることもあるが,親にとっては子どもは可愛いものであり,神と人間の関係もそれと同じであるということです。

 親神様は我々人間の「親」でありますから,我々人間はみんな「兄弟」であると聞かせて頂いております。兄弟同士が仲良くすれば,親は喜びますが,憎しみ合っては親は悲しみます。兄弟は救け合いながら陽気に暮らしていくことこそ,親神様の望まれることです。