よろづよ八首
よろづよのせかい一れつみはらせど
むねのわかりたものはない
そのはずやといてきかしたことハない
しらぬがむりでハないわいな
このたびはかみがおもてへあらハれて
なにかいさいをときゝかす
このところやまとのぢばのかみがたと
いうていれどももとしらぬ
このもとをくはしくきいたことならバ
いかなものでもこいしなる
きゝたくバたづねくるならいうてきかす
よろづいさいのもとなるを
かみがでゝなにかいさいをとくならバ
せかい一れついさむなり
一れつにはやくたすけをいそぐから
せかいのこゝろもいさめかけ
一下り目
一ツ 正月こゑのさづけは やれめづらしい
二ニ にっこりさづけもろたら やれたのもしや
三ニ さんざいこゝろをさだめ
四ツ よのなか
五ツ りをふく
六ツ むしやうにでけまわす
七ツ なにかにつくりとるなら
八ツ やまとハほうねんや
九ツ こゝまでついてこい
十ド とりめがさだまりた
二下り目
とんとんとんと 正月をどりはじめハ やれおもしろい
二ツ ふしぎなふしんかゝれバ やれにぎはしや
三ツ みにつく
四ツ よなほり
五ツ いづれもつきくるならば
六ツ むほんのねえをきらふ
七ツ なんじふをすくひあぐれバ
八ツ やまひのねをきらふ
九ツ こゝろをさだめゐやうなら
十デ ところのをさまりや
三下り目
一ツ ひのもとしよやしきの つとめのばしよハよのもとや
二ツ ふしぎなつとめばしよハ たれにたのみはかけねども
三ツ みなせかいがよりあうて でけたちきたるがこれふしぎ
四ツ ようようこゝまでついてきた じつのたすけハこれからや
五ツ いつもわらはれそしられて めづらしたすけをするほどに
六ツ むりなねがひはしてくれな ひとすぢごゝろになりてこい
七ツ なんでもこれからひとすぢに かみにもたれてゆきまする
八ツ やむほどつらいことハない わしもこれからひのきしん
九ツ こゝまでしんじんしたけれど もとのかみとハしらなんだ
十ド このたびあらはれた じつのかみにはさうゐない
四下り目
一ツ ひとがなにごといはうとも かみがみているきをしずめ
二ツ ふたりのこゝろををさめいよ なにかのことをもあらはれる
三ツ みなみてゐよそばなもの かみのすることなすことを
四ツ よるひるどんちやんつとめする そばもやかましうたてかろ
五ツ いつもたすけがせくからに はやくやうきになりてこい
六ツ むらかたはやくにたすけたい なれどこゝろがわからいで
七ツ なにかよろづのたすけあい むねのうちよりしあんせよ
八ツ やまひのすつきりねはぬける こゝろはだんだんいさみくる
九ツ こゝはこのよのごくらくや わしもはやばやまゐりたい
十ド このたびむねのうち すみきりましたがありがたい
五下り目
一ツ ひろいせかいのうちなれバ たすけるところがまゝあらう
二ツ ふしぎなたすけハこのところ おびやはうそのゆるしだす
三ツ みづとかみとはおなじこと こゝろのよごれをあらひきる
四ツ よくのないものなけれども かみのまへにハよくはない
五ツ いつまでしんじんしたとても やうきづくめであるほどに
六ツ むごいこゝろをうちわすれ やさしきこゝろになりてこい
七ツ なんでもなんぎハさゝぬぞへ たすけいちじよのこのところ
八ツ やまとばかりやないほどに くにぐにまでへもたすけゆく
九ツ こゝはこのよのもとのぢば めづらしところがあらはれた
どうでもしんじんするならバ かうをむすぼやないかいな
六下り目
一ツ ひとのこゝろといふものハ うたがひぶかいものなるぞ
二ツ ふしぎなたすけをするからに いかなることもみさだめる
三ツ みなせかいのむねのうち かゞみのごとくにうつるなり
四ツ ようこそつとめについてきた これがたすけのもとだてや
五ツ いつもかぐらやてをどりや すゑではめづらしたすけする
六ツ むしやうやたらにねがひでる うけとるすぢもせんすぢや
七ツ なんぼしんじんしたとても こゝろえちがひはならんぞへ
八ツ やつぱりしんじんせにやならん こゝろえちがひはでなほしや
九ツ こゝまでしんじんしてからハ ひとつのかうをもみにやならぬ
十ド このたびみえました あふぎのうかゞひこれふしぎ
七下り目
一ツ ひとことはなしハひのきしん にほひばかりをかけておく
二ツ ふかいこゝろがあるなれバ たれもとめるでないほどに
三ツ みなせかいのこゝろにハ でんぢのいらぬものハない
四ツ よきぢがあらバ一れつに たれもほしいであらうがな
五ツ いづれのかたもおなしこと わしもあのぢをもとめたい
六ツ むりにどうせといはんでな そこはめいめいのむねしだい
七ツ なんでもでんぢがほしいから あたへハなにほどいるとても
八ツ やしきハかみのでんぢやで まいたるたねハみなはへる
九ツ こゝハこのよのでんぢなら わしもしつかりたねをまこ
十ド このたびいちれつに ようこそたねをまきにきた
たねをまいたるそのかたハ こえをおかずにつくりとり
八下り目
一ツ ひろいせかいやくになかに いしもたちきもないかいな
二ツ ふしぎなふしんをするなれど たれにたのみハかけんでな
三ツ みなだんだんとせかいから よりきたことならでけてくる
四ツ よくのこゝろをうちわすれ とくとこゝろをさだめかけ
五ツ いつまでみあわせゐたるとも うちからするのやないほどに
六ツ むしやうやたらにせきこむな むねのうちよりしあんせよ
七ツ なにかこゝろがすんだなら はやくふしんにとりかゝれ
八ツ やまのなかへといりこんで いしもたちきもみておいた
九ツ このききらうかあのいしと おもへどかみのむねしだい
十ド このたびいちれつに すみきりましたがむねのうち
九下り目
一ツ ひろいせかいをうちまわり 一せん二せんでたすけゆく
二ツ ふじゆうなきやうにしてやらう かみのこゝろにもたれつけ
三ツ みれバせかいのこゝろにハ よくがまじりてあるほどに
四ツ よくがあるならやめてくれ かみのうけとりでけんから
五ツ いづれのかたもおなじこと しあんさだめてついてこい
六ツ むりにでやうといふでない こゝろさだめのつくまでハ
七ツ なかなかこのたびいちれつに しつかりしあんをせにやならん
八ツ やまのなかでもあちこちと てんりわうのつとめする
九ツ こゝでつとめをしてゐれど むねのわかりたものハない
とてもかみなをよびだせば はやくこもとへたづねでよ
十下り目
一ツ ひとのこゝろといふものハ ちよとにわからんものなるぞ
二ツ ひしぎなたすけをしてゐれど あらはれでるのがいまはじめ
三ツ みづのなかなるこのどろう はやくいだしてもらひたい
四ツ よくにきりないどろみづや こゝろすみきれごくらくや
五ツ いついつまでもこのことハ はなしのたねになるほどに
六ツ むごいことばをだしたるも はやくたすけをいそぐから
七ツ なんぎするのもこゝろから わがみうらみであるほどに
八ツ やまひはつらいものなれど もとをしりたるものハない
九ツ このたびまでハいちれつに やまひのもとハしれなんだ
十ド このたびあらはれた やまひのもとハこゝろから
十一下り目
一ツ ひのもとしよやしきの かみのやかたのぢばさだめ
二ツ ふうふそろうてひのきしん これがだいゝちものだねや
三ツ みれバせかいがだんだんと もつこになうてひのきしん
四ツ よくをわすれてひのきしん これがだいゝちこえとなる
五ツ いついつまでもつちもちや まだあるならバわしもゆこ
六ツ むりにとめるやないほどに こゝろあるならたれなりと
七ツ なにかめづらしつちもちや これがきしんとなるならバ
八ツ やしきのつちをほりとりて ところかへるばかりやで
九ツ このたびまではいちれつに むねがわからんざんねんな
十ド ことしハこえおかず じふぶんものをつくりとり
やれたのもしやありがたや
十二下り目
一ツ いちにだいくのうかゞひに なにかのこともまかせおく
二ツ ふしぎなふしんをするならバ うかゞひたてゝいひつけよ
三ツ みなせかいからだんだんと きたるだいくににほいかけ
四ツ よきとうりやうかあるならバ はやくこもとへよせておけ
五ツ いづれとうりやうよにんいる はやくうかゞいたてゝみよ
六ツ むりにこいとハいはんでな いづれだんだんつきくるで
七ツ なにかめづらしこのふしん しかけたことならきりハない
八ツ やまのなかへとゆくならバ あらきとうりやうつれてゆけ
九ツ これハこざいくとうりやうや たてまへとうりやうこれかんな
十ド このたびいちれつに だいくのにんもそろひきた